はめあい公差について

機械の部品を作ろうと思ったとき図面の寸法どおり製作できれば問題ないですが、実際に部品を作るとき寸法どおりには作れないため、実際の寸法プラスマイナスいくらかの許容範囲を設けておかなければ、使える部品を作ることは不可能です。そのときに用いられる許容範囲を決めるものが寸法公差です。

寸法公差はJISにより細かく決められています。

例えばベアリングに丸棒から削りだしたシャフトをはめたいと思ったとき、適当にシャフトを作ってもはまらないし、ベアリングの内径ぴったりにシャフトを作ることもできない。こんなときはJISの公差に基づいて許容される範囲内でシャフトを削れば、ベアリングにシャフトをはめることができます。

穴の公差域

E8 E9 F6 F7 F8 G6 G7 H6 H7 H8 H9 H10 JS6 JS7 K6 K7 M6 M7 N6 N7 P6

とアルファベットの大文字と数字で表される

軸の公差域

e9 f6 f7 f8 g5 g6 h5 h6 h7 h8 h9 js5 js6 js7 k5 k6 m5 m6 n6 p6

とアルファベットの小文字と数字で表される